飯田で結核の感染者26人を確認

子育て・医療・福祉

[ 2016年 12月 27日 火曜日 15時54分 ]

 

 県飯田保健福祉事務所は26日、飯田市内の医療機関から9月8日に届け出があった結核患者(初発患者)の接触者について健康診断を実施したところ、これまでに感染者26人が確認され、結核集団感染に該当することになったと発表した。現在、感染者については医療機関で適切な治療を受けている。

 

 集団感染は、同市内の事業所で60歳代の男性が初発患者となった。初発患者と濃厚接触のあった患者家族や職場関係者、友人、医療機関の職員165人を対象に健康診断を実施した結果、26人について感染が確認された。

 

 厚生労働省の定義によると、結核集団感染は、同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいう。ただし、発病者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算する。今回の事例では、初発患者を除く発病者は0人、感染者は26人であるので、感染者数は26人となる。

 

 飯田保健福祉事務所では、感染者が一定の規模を超えたことから、外部の専門家と関係者を入れた対策委員会を設置。集団感染対策について検討を進めるとともに、引き続き初発患者の接触者に対し、今後、発病者が確認された場合は、感染症法に基づき患者管理をしていく。また、感染者に対しては、抗結核薬の内服を行うよう指導するとともに、発病の有無について感染症法に基づき管理していく。

 

 同事務所では「結核は今でも年間約2万人の新規患者が発生している感染症。咳や痰が長引くときは、早めに医療機関を受診して」と呼び掛けている。昨年の新規患者数は、全国1万8280人、長野県175人、飯伊管内12人。また、集団感染事例としては、長野県では5年ぶりの発生となった。

  

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