飯田医師会と飯伊市町村長との懇談会開く

子育て・医療・福祉

[ 2011年 6月 20日 月曜日 10時15分 ]

 飯田医師会(市瀬武彦会長)と飯田下伊那の市町村長との懇談会が16日夜、飯田市羽場坂町のマリエール別館で開かれた。医師会側は、より効果的な検診方法や新たな介護保険事業における各種要望などを伝えた。医師会の役員や14市町村の代表ら34人が出席した。

 冒頭あいさつで市瀬会長は、県内2機目の配備先が飯田市立病院ではなく、信大付属病院(松本市)となったドクターヘリに言及し「今後の追跡調査が大事。飯伊への必要性を訴え、配置を見直すことも政治であり、それが北高南低の解消にもなる」と指摘。懇談で出された意見や要望について「各市町村で生かしてほしい」と求めた。

 より効果的な検診事業に向けた要望は原修理事が説明し、肺がん検診について、CT検査への切り替えを推奨。胃がん検診に関しては胃がんの原因とされる「ピロリ菌」に着目した「ABC検診」という新しい手法を伝え「早期の胃がん発見率の向上の可能性もあり、医療費削減の経済的効果も期待されている。全国的にも普及してくると思われるが、ぜひ各自治体でも検討を」と促した。

 牛山雅夫理事は来年度からの介護保険事業計画の策定にあたっての要望として▽現場が把握する情報を収集、反映▽地域に不足する認知症対応のグループホームとデイサービス、小規模多機能型居宅介護の充実▽主治医と市町村(包括支援センター)、ケアマネージャーとの連携強化▽高齢化社会に対応した街づくりに向けた医療・介護・行政の連携と専門職員の養成―などを挙げた。

 このほか、医師会側からの提案として、医師等確保対策の活動、子宮頸がんワクチン接種、大規模災害医療救護体制、医療機関に配慮した公共交通路線網の見直しなどが議題となった。

 意見交換で泰阜村の松島貞治村長は「介保や検診において、どこまでサービスを行えるかは、どこまで負担を求められるかとも連動する」と指摘。原修理事は「検診については、どの方法を拾い上げるかによって、無駄を省けたり、安くなったりもする」と述べ、より効果的な検診方法の検討を促した。

 下條村の伊藤喜平村長は「もう一段(医師会と行政側との連携、協力のレベルを)上げていかないか」とも提案。国や県の予算規模や債務状況を踏まえ「財政破綻もいい所への大震災。しかし、政治家は国民負担の声を挙げない。子や孫へ負担を先送りすることが危ぐされるが、医師の先生方も、ぜひとも一緒に考えてほしい」と呼び掛けた。

  

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