飯田市が三穂で地震防災訓練

子育て・医療・福祉

[ 2012年 9月 4日 火曜日 10時40分 ]

 飯田市地震総合防災訓練は2日、三穂をモデル地区に実施した。昨年は上村をモデル地区に実施する予定だったが、台風の接近により中止となったため、一昨年の丸山に続いて2年ぶりの開催となった。また、南海トラフ巨大地震の被害想定が8月末に発表され、従来の地震予知型の訓練から突発型訓練に変更するとともに、余震を含めた訓練も取り入れた。

 東海、東南海、南海地震など東海から九州沖を震源域とする南海トラフ巨大地震で最悪の場合に予想される震度6強の強い揺れに見舞われ、余震も震度5強と6弱を観測したとの想定で訓練を実施。参加者は、8月26日に実施した丸山地区(371人)を含め2万6618人(うち市職員864人)を数えた。9日予定の東野は含まれていない。

 モデル地区会場となった三穂小学校グラウンド・体育館には、三穂地区自主防災連絡協議会や三穂まちづくり委員会、飯田市消防団第8分団、日赤三穂分団、一般の地区住民、関係機関など約300人が参加。ことし新たに大型土のう積み訓練や非常用電源確保訓練などを実施した。

 訓練には小学生も参加。2階のベランダからはしご車を使って避難する訓練や、消防団による消火器を使った初期消火訓練などを体験した。はしご車による訓練に参加した同小5年の女子児童(10)は「初めてはしご車に乗ったが恐くなかった」と興奮覚めやらぬ様子。2年生の長女と一緒に参加した母親(36)は「初めて訓練に参加したが、間近で見るのも必要。どういう活動をするかなかなか見る機会がない」と感想を語った。

 三穂地区災害対策本部長を務めた三穂まちづくり委員会の宮嶋英紀会長(69)は「初めて大規模訓練を行ったが、災害がいつ起きようとも被害をいかに減らすか(減災)が大事。普段の備えと意識を高めるよう住民に徹底していきたい」と話していた。

  

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