飯田市が新型インフルエンザワクチン接種のスケジュール発表

子育て・医療・福祉

[ 2009年 10月 20日 火曜日 17時17分 ]

 飯田市は19日、国の新型インフルエンザワクチン接種の実施要綱に基づき、11月中旬から妊婦を対象に接種が始まると記者会見で発表した。インフルエンザ患者の診療に直接従事する医師や看護婦などについては、19日から接種が始まった。

 新型インフルエンザは、感染力は強いものの、治療薬(タミフル・リレンザ)が有効なことも確認されており、多くの感染者は軽症のまま回復している。ただ、糖尿病やぜん息などの基礎疾患のある人や妊婦、小児が感染すると重症化する可能性もある。

 今回のワクチン接種は感染防止ではなく、死亡者や重症者の発生をできる限り減らすとともに、そのために必要となる医療を確保するため、国が個人の意思により任意で接種してもらう。接種費用は全国一律で1回目が3600円、2回目が2550円(1回目と異なる医療機関の場合は3600円)。医療機関窓口で支払うが、生活保護世帯・市民税非課税世帯に属する人については、全額公費負担とされ償還払いを受ける。

 ワクチンの提供される量に限りがあるため、国は当面、①医療従事者②妊婦・基礎疾患のある者③1歳~小学3年生④1歳未満の乳児の保護者⑤小学4年生~高校生、65歳以上―の優先順位を設けて、計画的に接種を行う。飯田市の優先接種対象者を国の指標を基に計算すると4万4000人程度に上る。

 接種のスケジュールによると、妊婦と基礎疾患のある人のうち1歳~小学3年生を最優先に、11月中旬から接種が始まる。これ以外の基礎疾患のある人は12月初旬、幼児(1歳~就学前)と小学1~3年生は同月中旬、1歳未満の乳児の保護者と小学4~6年生は1月上旬、中学生・高校生・高齢者は1月中旬からそれぞれ接種が始まる。

 接種可能な医療機関は今月下旬を目途に県から周知される予定。季節性インフルエンザワクチンの接種も20日から始まることになっており、市は対象者にはすでに通知している。今後、新型インフルエンザワクチンの接種についても飯田医師会や飯伊薬剤師会と調整・相談し対応に万全を期すとしている。

   *   *

 新型インフルエンザワクチンの接種が19日から、県内でも医師や看護師ら医療従事者2万2700人を対象に始まった。国の標準的なスケジュールによると、妊婦や重い基礎疾患を持つ患者への接種は来月中旬以降からで、その後に幼児、小学生など優先順位に従って順次接種していく予定。県は一般向けの接種について、具体的な日程や病院リストが決まりしだい公表する。

 厚生労働省は全対象者に2回接種する方針だったが、13歳以上は1回接種にする方向で検討を進めている。県新型インフルエンザ対策本部は「国の決定に準じて、接種計画を前倒ししたり、対象者を広げたりの対応をとりたい」としている。

 同本部によると、今回、県内でワクチンが配布されるのは接種を希望した1330の医療機関。医師と看護師、救急隊員を優先対象に1回目に1万600人分、2回目に1万2100人分の計2万2700人分が業者を通じて供給される。

 ワクチン接種は▽死亡者や重傷者の発生をできる限り減らすこと▽患者が集中発生することによる医療機関の混乱を極力防ぎ、必要な医療提供体制を確保すること―を目的としており、国が優先的に接種する対象者を決める。

 同本部は医療従事者以外への接種日程や接種が受けられる医療機関などについては、決まりしだい、県のホームページなどで公表し、各市町村を通じても周知を図る方針。一般への接種時期に合わせて、ワクチン接種専用の相談窓口を開設するという。

  

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