飯田市が62歳対象に健康づくり家庭訪問

子育て・医療・福祉

[ 2012年 4月 28日 土曜日 9時07分 ]

 飯田市は本年度の「地域健康ケア計画2012」の重点プロジェクトで、全市の62歳を対象に「健康づくり家庭訪問」事業を実施する。10、11年度に橋北をモデル地区に実施した同事業を全市展開するもので、連休明けから本格的に開始する。

 62歳を対象に選んだのは、60歳代前半は多くの事業所で定年の時期にあたり、退職して生活のパターンが変わることにより運動量の減少や間食の増加などで体重が増加し体調に変化を来しやすい傾向にある。そのままの生活を続けた場合、糖尿病・高血圧・脂質異常をはじめとする生活習慣病を引き起こす可能性が高い。

 また、62歳は定年延長や2年間の社会保険任意継続を経て国民健康保険に加入する人が多い。加入すると、今まで会社で受けていた特定健診やがん検診を市で受診するようになる。この年代はがんによる死亡が急増し、胃・大腸がん検診によるがんの発見率も高い。

 訪問対象となる62歳は約1500人。各地区担当保健師25人が一人ずつ家庭訪問を行い、がん検診や特定健診、健康教室などを説明、受診勧奨する。この年代に注意すべき健康課題である運動、食事、歯について説明とアドバイスをするため「歩こう動こう運動で健康づくり」「62歳からの健康レシピ」「62歳からの歯の健康」の3種類のパンフレットを作成。標語入りの歯ブラシや地区の各種健康教室の案内などと一緒に配る。家族の健康相談や62歳の健康状態の把握も行う。

 市保健課では、取組目標について「62歳の実態とニーズを把握し、地域の保健事業や健診事業、介護予防事業に反映させる。がん検診・特定健診の受診率向上のための普及啓発・受診勧奨をする」と説明。次年度の計画につなげるため、12月までには訪問を完了したい考えだ。

  

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