飯田市立病院、新たな大動脈治療を導入 患者負担が軽減

子育て・医療・福祉

[ 2018年 2月 14日 水曜日 15時06分 ]

 飯田市立病院(堀米直人院長)は血管がこぶ状に膨らむ大動脈瘤(りゅう)の治療法として、「ステントグラフト内挿術」と呼ばれる人工血管の装着治療を飯田下伊那で初めて実施したと発表した。従来の「人工血管置換術」よりも切開部が小さく、患者の負担軽減につながることが特長。患者の状況や要件などに応じ、より適した治療法を使い分けていくとしている。

 昨年4月に心臓血管外科副部長として赴任した高橋耕平医師(43)=ステントグラフト認定施行医・指導医=を中心に職員研修を進め、院内体制を整備。今月5日に腹部大動脈瘤の患者(80代女性)で初めて行い、13日現在、術後の経過は良好という。

 高橋医師によると、ステントグラフトはバネ状の金属を取り付けた人工血管。内挿術は圧縮状態のステントグラフトを医療用の管を使って瘤のある血管内へ運び、解放して留置させる。

 腹部大動脈瘤の場合、足の付け根を切開して挿入していき、手術時間は1~3時間程度。一方、人工血管置換術は胸やおなかを開き、動脈瘤の部分に代えて人工血管を縫合する治療で、所要目安は3~5時間という。

 ただし、ステントグラフト内挿術は治療法としての歴史が浅く、耐久性も含め、長期的な有効性や安全性などで慎重を要する部分もあり、退院後の経過観察などが重要になる。

 治療法は年齢や体力、他の疾病など患者ごとの状況や解剖学的要件、希望などを踏まえた総合的な判断が伴うため、高橋医師は「より良い治療に向けた選択肢を広げるための一歩。今後も体制の充実に努めたい」としている。

 ステントグラフト内挿術は腹部は2007年、胸部は08年に保険適応となり、飯伊の最寄りでは諏訪赤十字病院(諏訪市)や信州大学付属病院(松本市)で実施しているという。

  

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