飯田市八幡町の市立病院は13日、「看護の日」にあわせ玄関ホールなどを使って催しを開いた。4月に稼働の新しい救急救命センターに関する説明をはじめ、昨年人気だった「脳トレ」ゲームなどを通じ、外来患者に看護の日や同病院の取り組みをPRした。
看護の日は、高齢化社会を支えていくために看護の心やケアの心、助け合いの心を分かち合うきっかけになるように―と、ナイチンゲールの誕生日にあたる5月12日に制定。同院でも看護部主任看護師会が企画運営を行い、毎年イベントを開いている。
ことしは、新たにスタートした救急救命センターのかかり方の説明を分かりやすい図を取り入れて紹介。電話相談のポイントや来院時必要なもの、受診ルート、救急医療体制などについて説明した。また決められた時間内にはしを使って大豆を別の器に移す脳トレも好評で、参加者らは自分の移した大豆の数を他の同年代の人の数と比較した。
同部では「看護の日のPRとともに、救急救命センター、夜間診療の機能やかかり方を知ってもらうことで、目的に合った活用、よりスムーズな診察ができれば」と話していた。