飯田市立病院が過多月経の新治療導入

子育て・医療・福祉

[ 2013年 1月 24日 木曜日 9時28分 ]

 飯田市立病院(同市八幡町)は過多月経に対する新たな治療法として、腹部を切らずに施す「マイクロ波子宮内膜アブレーション」(MEA)を昨年10月から始めた。より安全性が高く低負担の治療法として注目されており、県内の他の医療機関に先駆けて導入した。

 市立病院によると、過多月経は子宮筋腫などが原因で月経量が増える疾患で、国内の推計患者数は約600万人。これまではホルモン剤の使用か、手術で子宮全体を摘出するかの治療が主流だった。

 MEAは昨年4月に保険適用となった治療法。腹部を切らずに子宮へ器具を挿入し、電子レンジと同じ原理で子宮内膜を熱処理(アブレーション)することで、月経量を減らすことができる。

 子宮摘出の場合、10日程度の入院を要し、その後も自宅療養が必要となるが、MEAは2泊3日程度の短期入院で済み、痛みも軽微で、退院後すぐに日常生活を送ることができるという。

 保険適用前は先進医療として一部病院のみで行われてきた。今後は過多月経治療の主流を担うと期待されている。市立病院は「女性にやさしい治療法」ととらえ、県内でいち早く専用の機器の導入や研修などを進めていた。昨年10月の開始から今月21日までに4件を施行している。

 市立病院は現在、主に救急、周産期、がん医療機能の充実に向けた施設整備事業を進めており「今後も常に安全で苦痛のない治療を心掛け、高度な技術を提供できるよう努力していく」としている。

  

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