飯田市立病院で一日看護師体験

子育て・医療・福祉

[ 2013年 8月 3日 土曜日 8時02分 ]

 看護業務の魅力を伝え、進路選択に生かしてもらおうと、飯田市立病院(同市八幡町)で1日、高校生を対象にした「一日看護師体験」事業があった。飯田下伊那を中心に、中南信の7校から女子生徒37人が参加。病棟ごとの看護実習や心肺蘇生法の実技講習を通じて、看護師の仕事や病院の雰囲気に触れた。8日にも南信の5校37人が体験に訪れる。

 将来的な看護師の確保も狙いに、県看護協会と県が主催。同病院では毎年、2~5年目の若手看護師を中心に実行委員会をつくり企画運営を担っている。ことしの参加者数は例年の約2倍といい、病院側は「うれしい悲鳴」を上げつつも「一人でも多くの学生の心に残る体験を提供できれば」と準備を進めてきた。

 高校生たちは「スクラブ」と呼ばれるユニホームに着替え、髪を結ってから実習を開始。現場で働く看護師や助産師らの経験談や病院紹介を受けてから、グループごとに心肺蘇生法や病棟での看護を体験した。

 心肺蘇生法は人形を使っての心臓マッサージや人工呼吸など。救急救命士や看護師から助言を受けながら、気道を確保し、漏れなく息を吹き込めるよう繰り返し挑戦した。病棟実習では、入院患者の体を拭いたり、車いすを搬送したり、血圧を測定したりの仕事をこなした。

 始めの会で同病院の看護部長は「出会いを育てる」大切さなどを伝え「きょうの出会いや体験を通じて、病院や看護師のイメージを膨らませてもらい、ぜひ将来は看護師として活躍を」と期待。看護師2年目の実行委員長は「うれしいことも悲しいことも経験するが、やりがいがあり、人としても成長できる仕事」と魅力を伝えていた。

 松川高校1年の女子生徒は「進路選択に役立てようと思い参加した。実際に看護師の皆さんが、患者さんたちにどのように接しているかをしっかりと学んでいきたい」と話していた。

  

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