飯田市立病院で健康の集い開く

子育て・医療・福祉

[ 2011年 10月 25日 火曜日 9時36分 ]

 飯田市立病院で22日、健康の集いが開かれ、約500人が手術体験や進路相談、見学ツアーなどに参加した。地域に親しまれる病院づくりを目的に、2000人が参加した昨年に続いて開催したが、ことしは東日本大震災などの影響から、規模を縮小して行った。

 手術体験は、15人ずつ2組がガウンテクニック・手袋装着から、人形を使った一般外科手術体験、専用器械で実際にデモ手術を行う腹腔鏡下手術体験、鶏肉を電気メスでカットする体験などを行った。手術室の看護師長以下スタッフが説明と指導にあたった。友達と参加した松川高校3年の女生徒(17)は「将来、看護師になりたい。小さなカメラなのに体の中がはっきり見えた」と感激していた。

 また、今回は「大災害に病院としてどう備えるか」をサブテーマとし、東日本大震災に関する講演会を開催した。石巻赤十字病院看護部の感染管理認定看護師、西條美恵さんを講師に招き「東日本大震災の現場から学んだこと、今後に活かすこと~医療者として、そして被災者の立場から~」と題して話を聞いた。

 西條さんは、自らが被災したうえ、その想像を絶する状況下の医療現場で被災者の治療や支援に必死に従事した経験を講演。医療者の立場から、震災発生後、実際に被災者、支援者に見られた健康上の様々な問題や、その対応と予防策について、石巻の現状とともに伝えた。

 主催の実行委員会では「災害拠点病院としての当院の役割を再確認する場としたい」と話していた。

  

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