飯田市立病院で高校生が1日体験

子育て・医療・福祉

[ 2015年 7月 31日 金曜日 9時52分 ]

 看護や医療の現場を知ってもらい、進路選択に生かしてもらおうと、飯田市立病院(同市八幡町)で30日、「高校生1日看護師体験」があった。飯田下伊那4校の1~3年生24人が参加。先輩の体験談に学んだ後、看護の仕事を体験した。

 同病院では毎年、若手看護師を中心に1日体験の実行委員会をつくり、企画や準備、当日の運営を担っている。ことしは来月6日にも、県内6高校の22人を受け入れる。

 30日は飯伊の飯田女子、飯田風越、阿智、松川の4校のいずれも女子生徒が参加。「スクラブ」と呼ばれるユニホームに着替え、病院紹介や看護師の経験談などを見聞きしてから、グループごと院内の様子を見学した。

 午後からの看護体験は各病棟で行い、清拭や手浴などで患者の体をきれいにしたり、心身をほぐしたり。車いすの搬送や血圧測定、コミュニケーションの取り方なども学んだ。

 飯田女子高2年の女子生徒(17)は、小学生の闘病時に看護師から受けた励ましが大きな支えとなり、看護師を目指すきっかけになったといい「きょうの貴重な体験を今後の学びに生かしていきたい」と話した。

 看護部長は冒頭あいさつで、春に病死した知人の看護師を述懐。「看護される側」となった実体験も加えて「より良い看護のあり方」を最期まで模索し、伝えようとしていたといい「大変なことも多いが、やりがいにあふれる仕事。きょうの1日体験を通じて、少しでも魅力を知ってもらえれば」と呼び掛けた。

 先輩体験談のうち、助産師の女性(30)は前任地時代の2011年3月11日、東日本大震災の揺れの中で懸命に新生児を取り上げた経験も交え「楽しいことばかりではないが、感動や笑顔にあふれる仕事。一期一会を大切に患者さんと関わることで、自分も豊かになれる」と魅力を伝えた。

  

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