飯田市立病院 昨年度決算も黒字達成

子育て・医療・福祉

[ 2011年 9月 3日 土曜日 13時04分 ]

飯田市立病院全員協議会に市立病院改革プランの点検評価を報告、公表した。公立病院改革ガイドラインにより、昨年度決算に基づき点検評価を行った。昨年度の決算は、診療報酬改定が10年ぶりのプラス改定(0・19%)となったこともあり、経常利益が5億600万円と前年度に引き続き黒字を達成した。救急医療や産科医療、高度医療、がん医療などに積極的に取り組むとともに、患者中心の医療の実践や医療体制の充実を図ってきたことが、同院の信頼性や病床利用率の向上につながり収益の改善に結びついたとみている。

 

 昨年度の決算によると、入院収益と外来収益の合計額は約101億2000万円と前年度より約7億6000万円増加した。入院患者数は1日平均343人(目標340人)で前年度の341人を上回るとともに、病床利用率は90・8%(前年度89・9%)と年間通して安定した病床利用率を確保した。

 

 医業費用は、医師や看護師、医療コメディカルなどの増員により人件費が増加しているが、職員給与費対医療収益比率は51・5%と前年度より0・7ポイント低下(改善)した。医業外費用は、病院建設当時に借り入れた起債を低い利率に借り替えることができたため、支払利息が2007年度の4億4000万円から10年度は1億5600万円と大幅に減少した。

 

 また、退職給与引当金1億9800万円と修繕引当金1億円を引き当てたほか、一般会計からの繰入金として計上された予算12億4000万円のうち1億9000万円を未執行として減額した。

 

 その結果、経常利益は5億600万円、旧高松分院の資産の除却に伴う特別損失が約1億2000万円あり、純利益は3億8700万円となった。過去の赤字から、09年度に3億3500万円の黒字となった。今年度も順調に推移しており、黒字を見込んでいる。

 

 第3次整備事業については、継続費を設定し、今年度当初予算に歳入、歳出の予算を計上しているが、工事着工は今年度末になる見込みのため、予算のほぼ全額を来年度へ繰り越す見込み。当地域の急性期医療を担う中核病院として、医療連携の中で地域にとって必要な医療を確保することを最優先に取り組んでいく方針だ。

 

 

  

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