飯田広域消防本部が信濃寮で消防合同演習

子育て・医療・福祉

[ 2010年 3月 2日 火曜日 9時54分 ]

 春の火災予防運動(1―7日)の一環として28日、飯田広域消防本部、地元関係団体による消防合同演習が鼎一色の養護老人ホーム「信濃寮」で開かれた。あいにくの雨の中、消防署・団、施設職員や近隣住民などが連携し避難誘導や救出、消火活動にあたった。

 消防演習は春の火災予防運動の1つとして実施。今回は高齢化の中で重要性を増している老人福祉施設を会場に設定。災害時の初期対応や近隣自治組織との連携で避難誘導、救出救護、消火活動が行えるよう鼎地区まちづくり委員会など関係機関も参加して行われた。

 天候の影響で県の消防防災ヘリ「アルプス1」の参加が見送られたが、そのほかの訓練は通常どおり実施された。火災は施設2階部分から出火。通報により消防車両が到着すると早速、消火活動を開始した。

 設置された現場指揮本部では避難誘導を確実にするため、施設の平面図を作成。避難の状況や逃げ遅れた人数を確認しながら、はしご車で上の階に残された人を助け出すなど救出作業にあたった。

 消防団員や近隣住民に付き添われて避難してきた要救助者は現場本部横の救助所でトリアージを受け、日赤奉仕団から応急処置を受けた。全員の避難を確認すると全消防車両から一斉放水し、火災を鎮火させた。

 講評で南信州広域連合長の牧野光朗市長は「きょう未明の火災で犠牲者があり、大変残念に思う。こうした福祉施設には要救助者が多数おり、地域ぐるみでの取り組みが重要。この訓練を万一の時の災害に役立ててもらいたい」と話していた。

  

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