飯田広域消防本部と阿南署が天竜川で合同水難救助訓練

子育て・医療・福祉

[ 2010年 7月 28日 水曜日 8時12分 ]

 飯田広域消防本部と阿南署は27日、阿南町北條の南宮大橋一帯の天竜川で、合同水難救助訓練を実施した。阿南消防署、飯田消防署救助係、阿南署から約20人が参加。天竜川に人が流されたとの想定の下、船外機(ガソリンエンジン)の付いた救助ボートを出動させ、水中から救助する訓練を行った。

 同合同訓練は、夏休みが始まり、河川などでの水難事故が増える時期を迎えるにあたり、消防、警察が連携を強化することで、有事の際、被害を最小限に食い止めようと実施される。年に1回行われ、ことしで5回目。

 この日は、前澤直二阿南消防署長から「消防、警察が協力することで、現場での効率的な救助活動が可能になる」と激励を受けた後、訓練開始。空気を入れて膨らませたボートに船外機を取り付ける、救助ボートの組み立て訓練に続き、操船訓練を行い、要救助者に見立てたペットボトルを、水中から「救助」する訓練が繰り返された。また、操船訓練では、消防署員が実際に要救助者を演じ、上流から流れてくる所を消防、警察それぞれのボートで救助する訓練も実施された。

 小林守阿南署長は「消防との連携により、救助術など学ぶ点が多くあった。同じ現場は一つとしてない。その場その場に応じた行動を執ることの必要性を感じた。天竜川の流れや深さなど、状況を把握する良い機会になった」と訓練を振り返った。

 同本部によると、管内における昨年の水難事故発生件数は21件。このうちボートを出動させたのは、昨年8月、天竜川支流で増水により中州に取り残された人の救助など、6件だったという。

  

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