飯田病院が人工関節リハビリテーションセンター開設

子育て・医療・福祉

[ 2016年 4月 16日 土曜日 11時26分 ]

飯田病院人工関節センター 社会医療法人栗山会飯田病院(原重樹院長)は1日、「人工関節・リハビリテーションセンター」(鈴木健太郎センター長)を開設した。14日、同院で開いた会見で鈴木センター長は、「病診連携をさらに充実させ、より安心で安全な医療を提供するとともに、患者さんが痛みで悩まず、気軽に相談できる場所にしていきたい。まだまだ治療について知らない人も多い。センターを通じ積極的に啓蒙活動を行うことで、一人でも多くの患者さんの自立歩行を取り戻し、健康寿命の延伸に貢献したい」と決意を語った。

 同院では、鈴木センター長が赴任した2001年から人工関節置換手術を本格的に導入。以来15年間で症例数は3623例(股関節998例、膝関節2625例)を数える。2005年に、患者の体に負担が少なく、術後の早期回復が見込める「最少侵襲手術」を取り入れて以降、年間100例台だった症例数が急増。近年は年間330例、昨年は363例に上った。

 また、本年度から人工関節置換術手術用ナビゲーションシステムを用いた、コンピューター支援手術を導入。コンピューターが患者の骨の形態を捉え、骨を切断するために適切な位置や角度をモニターに示す同手術は、より精度の高い手術が可能となり、患者にとっても医師にとっても安全が増すといい、今後症例数の増加が見込まれる。

 「人工関節手術は健康寿命の増進、高齢者の自立を支援する手術。高齢化が進行する当地域において、農業従事人口の増加や医療費の低減、介護費用の低減などの利点がある。何より、患者さんの歩ける喜びにつながる。リハビリにも重点を置き、一人でも多くの人に笑顔を届けたい」と鈴木センター長。原院長は、「人工関節手術を行う高齢者は、内科的疾患を抱えている人も多い。他の科との連携を強め、病院全体でバックアップしていく」と力を込めた。

  

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