2校の中学生対象にBLS講習会

子育て・医療・福祉

[ 2015年 11月 28日 土曜日 9時41分 ]

 県立病院機構本部研修センター(須坂病院内)と県立阿南病院、飯田広域消防本部阿南消防署は合同で27日、売木、遠山両中学校を対象にBLS(一次救命処置)講習会を各校で開いた。生徒たちは心肺蘇生法の正しい知識とAED(自動体外除細動機)の取り扱い方法を身に付けた。

 救急車到着まで時間が掛かる山間へき地において、AEDの使用も含めた蘇生術の普及が必要として、中学生を対象に昨年度から取り組む事業。この日の講習会で阿南消防署管内となる1市5町村すべてで実施しており、残るは阿南第二中学校のみとなった。

 売木中学校では1~3年生までの12人が参加。はじめに看護師や救命救急士、同校教員による一次救命の寸劇が披露され、講習の流れを把握した生徒たちは、4班に分かれてダミー人形を使いながら実際に胸骨圧迫やAEDの適切な使い方を学んだ。

 1分間に100回程度のペースで行う胸骨圧迫では、動作を止めないよう生徒同士が協力し合いながら5分間続けて実施。1年生の男子生徒の一人(13)は「実際の場面ではパニックになるかもしれないが、勇気を持って臨みたい」と話した。

 阿南消防署管内には救急車到着まで30分以上かかる地域もあり、一次救命処置は急務な状況。発見から2分以内で95%、4分でも50%にまで救命率が上がることから正しい知識と意識の向上を目指している。同病院の事務部次長(59)は「中学生でも仲間やお年寄りを助けることができるよう、今後も継続していきたい」と話した。

  

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