257人採取し陽性は1件

子育て・医療・福祉

[ 2020年 9月 3日 木曜日 15時45分 ]

 新型コロナウイルス感染症の検体を採取する「飯田市地域外来・検査センター」について、飯田市は5月26日の検体採取開始から8月末までの実績をまとめた。計257人から採取し、陽性は7月の1件のみ。冬場に向けてはインフルエンザとの同時流行が懸念される中、インフルエンザ予防接種の開始時期を前倒しするといった動きもある。

 257人の内訳をみると、飯田市が73%で、町村が全体で20%。帰省のほか仕事や旅行で訪れるなど「圏域外」は約6%。

 飯田保健所管内では7月28日に6例目の感染者が出て以降、新たな発生は確認されていない。ただ、6例目の陽性反応を検出した前後に1日の受け入れ上限の10件を超える依頼が続き、受け入れ日をずらして対応した。

 8月下旬から1日の受け入れ人数を最大12人に広げ、9月からはセンター職員を1人増員するなど検査体制を強化。また市立病院にPCRの検査機器が導入されたことで陽性、陰性の判定結果が出るまでの時間短縮につながっている。

 市保健課の池戸通徳課長は「感染拡大に備えて検査体制の強化が求められる中、陽性件数が少なかったこともあって着々と準備を進められた」と振り返った。

 飯田下伊那地域に感染者を広げないようにと、地域の5病院が輪番制で医師、看護師、臨床検査技師を派遣する。

 センターは県の委託を受けて市が設置し、飯伊地区包括医療協議会に委託して運営する。5月25日に飯田産業センター内の旧工業技術センター(同市上郷別府)に開設し、26日に検体の採取を開始した。検体採取は月曜から金曜日の午後1時から2時間以内で、当日午前10時までの予約分を受け入れている。

 初診料、診察情報提供料などは保険診療と同様に患者の負担となるが、患者の住所地の市町村が負担するため、検査は無料で受けられる。

  

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