新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、飯田市は予防接種実施計画の概要を公表した。接種は医療従事者、高齢者、高齢者以外で基礎疾患のある人、高齢者施設などの従事者、60~64歳、その他―の順。集団接種と個別接種を計画し、個別接種は診療所など42カ所の医療機関で接種できるよう調整中とした。
高齢者の区分では、ワクチンの供給量によっては75歳以上を優先する方針。
接種対象者(16歳以上)は医療従事者が約2900人、高齢者が約3万4000人、基礎疾患のある人が約6100人、高齢者施設などの従事者が約1500人、その他が約4万2500人。
市の集団接種会場は南信州広域連合が所有する旧地場産業振興センター(上郷別府)となる。高齢者施設では嘱託医らが巡回接種を行う。
接種券はワクチンの供給に合わせて高齢者から段階的に郵送する予定。
本庁舎内に専用のコールセンターを設け、接種医療機関の紹介、集団接種会場の予約受付、接種券の再発行を行う。受付時間は平日の午前8時半~午後5時15分。
担当課によると、26日時点の計画とし、国の通知やワクチン供給の状況によっては変更があるとした。
計画だと、接種は集団会場のほか病院、診療所、高齢者施設で実施する。病院や診療所は、ワクチンが届く基本型とサテライト型を想定。4施設ほどを1グループとし、市内で6グループつくる。高齢者施設では、サテライト型施設の医療従事者が訪問して接種する。