JA訪問歯科診療研究会 先駆のみなみ信州で研修

子育て・医療・福祉

[ 2015年 8月 7日 金曜日 16時34分 ]

 JA全中など主催の第1回高齢者福祉ネットワーク訪問歯科研究会がこのほど、飯田市鼎のJAみなみ信州みどりの広場で開かれた。訪問歯科診療事業に取り組む各地のJAから歯科医師や診療・事務スタッフら、約40人が参加。全国のJAに先駆けて同事業を展開してきた同みなみ信州の事例を参考に研修を重ねた。

 事業運営の指導やスタッフの研修機会の提供、実施JA間の交流などを目的に初開催。JA全中とJA高齢者福祉ネットワーク、日本農村歯科研究所が主催した。

 冒頭、JAみなみ信州の矢澤輝海組合長は「歯科診療事業は中山間地の医療を支え、高齢者の健康を守る大切な事業。今回を機会に、訪問歯科診療の輪が各都道府県に広がることを期待している」とあいさつ。JA全中くらしの活動推進部の部長は「組合員の健康寿命を平均寿命に少しでも近づけるため、訪問歯科診療に力を入れたい」と思いを語った。

 研究会で参加者たちは、みなみ信州の訪問歯科診療の取組み状況、JA介護保険事業との連携などについて研修。元横浜歯科医師会専務理事で、東公園歯科院長の當房満さんが講演し、中山間地の孤立化した高齢者にとって、JA組織が帰属先として期待できるため、「訪問歯科診療事業を通じ、一歩進んだネットワークづくりをすることが必要」などとした。

 地域に根ざしたJAで訪問歯科診療事業をしようと、JAみなみ信州は2001年、全国で初めて飯田市に診療所を開設。14年には山間部に集落が点在する阿南町にも開業している。

 現在は福島県のJAいわき市、愛媛県のJAおちいまばりなど全国で7つのJAが同様の事業を展開している。

  

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