「春告げる村」が開花宣言~桜前線、天龍から北上へ~

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[ 2014年 3月 31日 月曜日 15時35分 ]

 天龍村でソメイヨシノがほころび、村は28日、県内でもっとも早い開花宣言を発表した。昨年より3日遅く、天竜川沿いの中部電力平岡発電所敷地内にあるソメイヨシノが開花した。1週間後にも見ごろを迎える。

 松島桜公園の名で親しまれている天竜川右岸の同敷地一帯には、発電所の完成を記念して1952(昭和27)年に60本のソメイヨシノが植樹され、現在は約120本まで増えている。

 この日、日中の気温は飯田が20・2度、飯田市南信濃が21・2度まで上昇。観察を続けている村の職員が同日夕、「5―6輪ほど開いた状態」を確認し、開花宣言を発表した。

 ここ数年間では19日に開花した2009、10年が最も早く、4月6日に開花した一昨年が最も遅い。今後の天候にもよるが、例年は開花日からおよそ1週間後に見ごろを迎えている。同公園では連日、ちょうちんが点灯されている。

 村振興課の商工観光係の男性(21)は「2月の寒波、大雪の影響が心配されたが、信州に春を告げる天龍村として、例年どおり開花宣言を出せたことがうれしい」と話していた。

 桜前線は天龍村から県内を北上。民間の日本気象協会によると、飯田市の天龍峡の開花日が平年より2日、昨年より9日遅い4月2日、同市の大宮通り桜並木が平年より2日、昨年より11日遅い6日と予想されている。

 桜並木では、ソメイヨシノを前にエドヒガンザクラが開花を迎えた。飯田市公民館近くのエドヒガンは、徐々にそのつぼみを大きくし、花開いたものも見られる状態に。遠目に眺めると、エドヒガン特有、濃いピンク色のつぼみがにぎやかに枝を彩る姿を楽しむことができる。

 29日、桜並木に散歩で訪れた桜町の69歳の男性は、エドヒガンを眺め「ようやく咲き始めてきた。ことしは寒さのせいかだいぶ遅れているようだが、いよいよ桜の季節が始まる。楽しみ」と笑顔。待ちわびた春の訪れを実感するとともに、エドヒガンに続きソメイヨシノの開花でにぎやかになる並木の姿に、思いをはせていた。

  

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