「100年後の森」夢見て 松川で飯伊県民植樹祭

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[ 2016年 5月 24日 火曜日 16時51分 ]

 長野市で6月5日に開かれる第67回全国植樹祭に向けた県内の植樹祭リレーで、飯田下伊那会場の県民植樹が22日、松川町大島の森林公園およりての森で開かれた。親子ら約600人が参加し、100年後の「ブナの森」化を目指して広葉樹や針葉樹など46種類の苗木約2000本を植えた。

 構成する飯伊14市町村の有志や関係者らが、「物見の丘」と名付けられた約1ヘクタールの広場に集合。6つのグループに分かれ、ブナやシラカバ、コナラ、ヒノキ、トチノキなどを事務局の指示に従って区画ごとに植えた。

 一生懸命に作業する子どもたちの姿も目立った。松川中央小学校6年生の男子児童の2人も、力を合わせて作業を重ねた。「地面が硬くて難しいけど、100年後まで少しずつ育っていって自然が多くなってくれれば」と願っていた。

 作業前の記念式典では、同森の森林づくりアドバイザーの堤久さんが、100年間をかけて一帯を森に育てる構想を説明した。

 元々はニセアカシアなどが繁茂して荒地だった場所が、10年後はシラカバ林、50年後は雑木林、100年後はブナ林に姿を変えるなど、森の変遷過程を紹介。一方、「植樹は1日、管理は100年」の言葉で、維持管理の大切さを指摘した。

 主催した下伊那地方事務所の山本智章所長は「多面的機能を持つ森林を守り、育て、後世に伝えることが大切」と強調。松川町の深津徹町長は、リニア中央新幹線や三遠南信自動車道の開通を見据えて「14市町村が連携し、一市町村一カ所・一品の形で森林づくりに取り組み、南信州の魅力発信につなげられたら」と話した。

 県民植樹祭は同会場の他、県内10会場で順次開かれている。全国植樹祭の県内開催は、茅野市で開いた1964(昭和39)年以来、52年ぶり。長野市のエムウェーブで式典を行い、天皇皇后両陛下が「お手植え」「お手播き」をされる。飯伊からは3月の飯田お練りまつりで活躍した東野大獅子がセレモニーに出演する。

  

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