リニア関連工事が原因 県道の土砂崩落 JRが復旧計画示す

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[ 2017年 12月 20日 水曜日 16時18分 ]

会見する古谷担当部長(中央)

 中川村大草の県道松川インター大鹿線で15日に発生した土砂崩落で、JR東海は19日、現場近くのトンネル工事が原因だったと発表した。県道の通行再開に向けた復旧計画を示し、年内をめどに全面通行止めは解消するとした。

 JRの古谷佳久担当部長らが飯田市内で会見した。

 リニア中央新幹線の南アルプストンネル掘削に伴って多くの工事用車両が走る県道松川インター大鹿線の安全対策として、JRは県道に2本のトンネルを新設する工事を昨年8月から進めている。

 JRが土砂崩落の原因と認めたのは、四徳大橋の東側に新設する四徳渡(しとくわたり)トンネル(約1・2キロ)。JRによると、崩落前の15日午前1時40分ごろ、四徳渡トンネル内では火薬による発破掘削が行われていた。

 古谷担当部長は崩落の原因について「発破などによる振動が繰り返し作用したことにより、トンネル直上の地山が緩み、土砂流入に至ったと考える」とした。

 四徳渡トンネルは残り13メートルの地点まで掘り進んでいる。今後は落石防止のネットを補強したり崩落斜面に残る不安定な土砂を取り除き、トンネル掘削を再開。貫通後はトンネル内外に安全設備を設置し、年内に一般車両が片側交互通行ができるようにする。残りの13メートルに関しては火薬による発破掘削は行わず、機械を使って掘る。

 その後は路面をふさぐ300立方メートルの土砂を撤去し、のり面の安全対策を行った後、一般車両の通行をトンネル内の仮道路から県道に切り替える。早ければ来年1月末から2月上旬ごろには県道の片側交互通行を可能にしたいとする。

 土砂崩落によって、県道松川インター大鹿線の四徳大橋(中川村)―松除橋(大鹿村)の間約3・4キロが全面通行止めになっている。

  

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