下伊那北部で降雹による農業被害

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[ 2015年 8月 6日 木曜日 8時21分 ]

 4日午後6時前後の時間帯に、松川町や高森町山吹、豊丘村河野で降雹(こうひょう)があり、ナシやリンゴを中心に農業被害が発生した。5日正午現在、町やJAみなみ信州が被害実態の把握を急ぎ、県がとりまとめを進めている。

 JAや松川町、住民らによると、降雹は大気が不安定となり、落雷や降雨があった4日の午後5時半過ぎから6時過ぎにかけて発生した。

 松川町では、中央自動車道より西側の山沿いから役場のある町の中心部、竜東の生田地区まで広範囲で発生。30秒から15分ほど降り続いた。

 元大島の役場周辺や大島の中央自動車東側の果樹地帯では、小豆から小指大サイズの雹が降った地域もあり、ナシの幸水やリンゴのつがるをはじめとする成長中の果樹に直撃。雹が当たって傷が付く打撲や擦れの被害が発生した。

 小指大の雹が降ったという大島の農園では、JAの職員らが雹に当たり一部が黒色に変色したリンゴやナシを確認。生産者の男性は「場所により、雹の大きさや時間に違いがあり、大きな被害が出てしまった農家もあった。挽回が難しい時期だけに残念だ」と話した。

 JA営農部は、被害があった農地に対して消毒の特別散布を実施するよう指導。今後は生育に関わる指導を順次行う他、被害果の販売対策も検討するとしている。

 被害の規模については同現在、県がとりまとめを進めている。

 長野地方気象台によると、4日は飯田で、日中の気温が35・2度まで上昇する猛暑日となった。

 上空には寒気が入っていて、上昇した地面の温度と上空の冷たい空気との間の温度差が広がり、大気の状況が不安定になり、雷や降雹をもたらせた。

 大気が不安定な状況は少なくとも7日まで続く見込みという。

  

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