中央道恵那山トンネルで防災訓練

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[ 2010年 11月 12日 金曜日 8時31分 ]

 中日本高速道路飯田保全・サービスセンター(柴田治人所長)は11日、中央道恵那山トンネル西坑口チェーンベースで、トンネル内での多重事故を想定した防災訓練を実施した。長野、岐阜両県の警察や消防、医療関係者ら約100人が参加し、事故発生時の対応や各機関の連携態勢を確認した。

 同訓練は1985(昭和60)年から毎年、長野県側と岐阜県側で交互に実施。今回で26回目を迎える。日本で4番目の長大トンネルである恵那山トンネル(延長上り8649メートル、下り8489メートル)での事故を想定し、被害を最小限にくい止めるため、迅速で的確な避難誘導など初期活動や、救急・救助活動がスムーズに実施できるよう、関係機関の連携強化を目的とする。

 今回は岐阜県側で実施し、両県の県警高速隊をはじめ、中津川市消防本部、飯田広域消防本部などが参加。恵那山トンネル内上り線(岐阜県側)で、マイクロバスを含む乗用車など5台が絡む事故が起き、十数名の負傷者が発生、複数名が車両に閉じ込められ、車両1台から白煙が上がっている―との想定で行われた。

 通報を受け、警察車両や救急車、レスキュー車などが次々に現場へ到着すると、連携をとりながら、後続車の交通規制や軽傷者の避難誘導など、初期活動を展開。続いて工作器具を使用し、車内に閉じ込めれた重傷者を救助し、救急車で搬送した。また、昨年3月、同チェーンベースにヘリポートが整備されたことに伴い、岐阜県の防災ヘリを出動させ、現場治療や搬送時間の短縮を想定した、負傷者の搬送訓練も行われた。

 柴田所長は「トンネル内で多重事故が発生した場合、被害が大きくなる危険性がある。被害を最小限に止めるためにも、訓練を生かし、関係機関の連携をより一層密にしていきたい」と話していた。

 恵那山トンネルでは、ことし(10日現在)交通事故が20件、車両火災が3件発生している。事故、火災に伴う死者はいない。

  

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