元満蒙開拓団員・仲田さんが語り部

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[ 2017年 6月 26日 月曜日 16時27分 ]

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 「水曲柳会」の訪中で5月末に旧満州(中国東北部)を訪れた元満蒙開拓団員の仲田武司さん(82)=松川町大島=が体験を語る「語り部」が24日、阿智村駒場の満蒙開拓平和記念館であった。自身の体験を伝えた上で、「平和を守るのに武器はいらない」と思いを述べた。

 仲田さんは1940(昭和15)年に喬木村から一家6人で渡満し、水曲柳開拓団に入植。終戦後は南大房身の避難民収容所で冬を越し、46年に一家7人で帰国した。

 訪中では、終戦直後に入水しようとしていた仲田さんら日本人を制止した中国人の男性に再会することができたという。

 「何しに来た」と言われても仕方がない状況だったが、「親切に接してもらうことができた」と感謝。「団員たちが、侵略していることを自覚して交流を図っていたから、迎え入れてくれたのでは」と述べた。

 3000人のうち、2000人が死亡したとされる収容所生活では、亡くなった人が馬車に積み上げられて運ばれる姿をよく見たという。「しかし、慣れてしまい無関心だった」と振り返り、「それが戦争の怖さ」と強調した。

 今回が自身初の「語り部」だったがが、「今後もできる限り平和について語っていきたい」と話していた。

 飯田下伊那地域から赴いた満蒙開拓団の中でも、最大規模だったとされるのが同開拓団。元団員やその家族でつくる「水曲柳会」は、5月27日―6月1日に第11次訪中団を結成し、吉林省舒蘭市の開拓団跡などを巡った。

 記念館では訪中の様子を写真などで紹介する報告展を同日に始めた。7月23日まで。

  

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