南信濃木沢の市道で路肩が崩落

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[ 2015年 9月 22日 火曜日 9時26分 ]

 南アルプスの登山道につながる飯田市南信濃木沢の市道142号線の路肩が19日に崩落し、下山した登山者らが一時、孤立状態となり、車内で一夜を明かすなどした。20日午後3時20分に市による仮設道路の設置が完了し、孤立状態は解消した。けが人はなく、市は下山者全員の通行を待ち、通行止め規制にして復旧を図る。

 市危機管理室によると、19日の午後2時ごろ、通りかかった釣り客から連絡があった。

 崩落したのは中部電力北又発電所から東約1・0キロの遠山川沿いの地点で、幅3メートルの未舗装道路の路肩が河川側に約25メートルにわたって崩れ落ちた。

 大型連休の入り込みで、南アの光岳や易老岳、聖岳に入山する登山者や釣り客らの車150台余が登山口周辺に取り残された状態になった。

 市は20日午前に復旧作業を開始。市道に隣接する遠山川の川筋を一部変えて河川敷を整地し、仮設道路の整備を急いだ。

 登山口周辺は携帯電話の不通エリアだったため、車内で一夜を過ごした後、20日午前には徒歩で下流域まで下りてくる人も数人いた。

 車内で宿泊したという男性は「家族に連絡をとるため、歩いて下りてきた。食糧があったため、混乱はなかった」と話した。

 市は下山者のうち、徒歩などで下りてきた14人を上村のコミュニティーセンターまで移送。仮設道路の復旧まで2日程度を要する見込みだったため、同日朝のうちにバイクなどで登山口まで食糧500食と水を運んだ。

 仮設道路の整備が円滑に進み、午後3時20分までに設置が完了し、下山していた約50台の車が一斉に通行した。

 聖岳に登り、20日午後4時20分ごろ下山したという北海道北見町の男性(70)は「車中泊覚悟だったが、ほっとしている。他の登山者は聖平小屋に連泊したり、他のコースで下山する登山者もいた」と話した。

 愛知県一宮市から3人のグループで同岳に登っていた男性(67)は「山小屋に連絡があり、状況は把握していた。食糧や水があったため、大きな不安はなかったが、予想より2日も早く通行できるようになり、安堵した」と語った。

 夜間の通行は危険なため、市は同日午後6時ごろまで、下山者のみ仮設道路の通行を許可。閉鎖時も登山口に100台以上の車が停まっていたため、21日も午前8時―午後5時に下山者のみ通行できる措置をとっている。

  

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