台風12号 南信濃、天龍で300ミリ超

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[ 2011年 9月 6日 火曜日 15時49分 ]

 台風12号の通過に伴い、飯田下伊那地域では4日、東部や南部の山間地を中心に大前となり、各地で倒木や崩落、停電などの被害が発生した。飯田市南信濃では降り始めからの雨量が平年9月の1カ月分を超える340・0ミリに達し、飯田市は上村と南信濃の全1051世帯2307人に避難準備情報を出した。5日も雨が続くとして、長野地方気象台は土砂災害などに警戒を呼びかけている。

 3日に上陸した台風12号は、紀伊半島などに記録的な豪雨をもたらし、四国・近畿地方を北進した。

 飯伊では南部を中心に3日から4日にかけて激しい雨となり、8月30日の降り始めからの降水量が天龍村役場(平岡)の雨量計で367ミリ、南信濃で340・0ミリ、阿智村浪合で234・0ミリ、阿南で224・5ミリに達した。

 市は4日午前11時20分、前日の範囲を拡大し、上村と南信濃地区全域に避難準備情報を発出。本紙の調べによると、南信濃八重河内や押出、天龍村平岡の9世帯21人が近くの集会所や民宿に自主避難した。

 飯田市や県下伊那地方事務所によると、道路関係では国道152号線や418号線、県道粟野御供線、松川大鹿線など複数の路線で倒木や落石、崩落が相次いで発生。多くが復旧しているが、路肩崩落があった天龍村の村道水窪天竜川線や喬木村の村道5号線で現在も通行止め規制が敷かれている。

 倒木などの影響で阿南町和合・新野や泰阜村梨久保の計588世帯で3日昼ごろから午後にかけて停電が発生。いずれも同日中に復旧している。

 中央高速バスは新宿、横浜線が4日の運転を見合わせた。

 JR飯田線は5日も、天竜峡駅と愛知県の本長篠駅間で上下線とも運転を見合わせている。

 5日正午現在までに人的被害や住宅被害の報告はない。

 気象台によると、5日も引き続いて南から湿った空気が入り込むため、夕方にかけて激しい雨が降るところがあるとして注意を呼びかけている。

  

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