台風18号接近で農作物被害

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[ 2014年 10月 8日 水曜日 9時26分 ]

 大型で強い台風18号は6日午前8時過ぎに静岡県浜松市付近に上陸し、飯田下伊那地域に最接近した。飯伊では北部や飯田市下久堅など一部地域で強風が吹き、リンゴが落下するなどの農作物被害が発生している。飯田市や阿智村、天龍村では計40人が近くの公共施設などに自主避難。飯田線が運休した他、主要幹線道の一部が雨量規制による通行止め規制となり、交通に影響が生じた。同現在までに人的被害の報告はない。

 18号は浜松市付近に上陸した後、時速45キロで北東に進んだ。上陸時の中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートルで、ことし最強クラスの勢力だった。

 同日正午現在は東京23区付近に中心があって、北東に時速65キロで進んでいる。

 台風接近に伴い、飯伊では5日の午前から降雨があり、降り始めからの総雨量は阿智村浪合で210・5ミリ、阿南町新野で195・0ミリ、飯田で136・5ミリ、飯田市南信濃で179・0ミリに達した。

 飯田の最大瞬間風速は午前7時55分に観測した11・2メートル。JAみなみ信州などによると、飯伊では松川町など北部と飯田市下久堅の一部地域で強風が吹き、農作物に被害が生じた。同日正午現在も職員らが被害状況の調査を進めている。

 下久堅の大原団地では、午前6時ごろから8時ごろにかけて強い風が吹き、ふじなど収穫を控えたリンゴを直撃。落下や果実が枝などと擦れ合うすれの被害が発生した。

 昨年も台風の被害を受けたという生産者の男性(65)は「自然が相手だから仕方がないが、2年も続くと…」と肩を落とした。

 飯田市は5日から警戒態勢を整え、6日午前5時に市内全域の土砂災害特別警戒区域に居住する934世帯2949人に避難準備情報を発令(11時に解除)。6日午前6時に災害警戒本部を設置して警戒した。

 同本部や他の町村によると、飯伊では飯田市上郷や丸山、千代、松尾、阿智村浪合、伍和地区、天龍村中井侍、平岡などで約40人が近くの公民館に身を寄せるなどの自主避難をした。

 大雨の影響で、飯田線は豊橋―辰野間の全線で始発からの運転を見合わせた。西南部を中心に国道151号線や256号線、418号線など11の主要幹線道が雨量超過による通行止め規制となり、交通に影響があった。

 飯田市立和田小、上村小、遠山中学校、阿南町の阿南高校など一部の小中学校、高校が休校したほか、登校時間を遅らせる措置をとった学校もあった。

 台風の影響で飯田市や松川町、阿南町の約1000戸で停電が発生した。

 県下伊那地方事務所や市町村の窓口によると、正午現在までに人的被害の報告はない。

  

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