喬木村と天竜川水系水質保全連絡協議会は20日、同村阿島の水路で19日に魚が大量に死んでいるのが見つかったと発表した。原因は不明。
魚の大量死が見つかったのは、天竜川の支流・加々須川付近の田園地帯にある水路。同村建設課によると、19日午後0時半ごろ、水路近くの男性から「魚が大量に浮いている」と村に連絡があり、村が調べたところ、水路の約1キロ区間にウグイやコイ、ハヤ、ドジョウなど約100匹が死んでいた。水路は幅0・8メートルから1メートル。
同課によると、水路は主に農業用水として使われ、飲料水は取水していない。村は19日午後1時ごろ、水路で水遊びや取水をしないよう防災無線で呼び掛けた。同様の水質事故は過去にないのではとしている。
県は水路の水を採取し水質を調査中。村は「検査結果を待って、村として対応できることがあるかどうか検討したい」とした。
村は県下伊那地方事務所環境課や国土交通省中部地方整備局天竜川上流河川事務所と現地調査し、原因を調べている。