多重事故想定で連携強化 恵那山トンネルで総合防災訓練

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[ 2018年 11月 27日 火曜日 15時24分 ]

網掛チェーンベースで行われた総合防災訓練

 中央自動車道恵那山トンネル内での多重事故を想定した総合防災訓練が27日、阿智村智里の下り線、網掛チェーンベースで行われた。中日本高速道路飯田保全・サービスセンターや長野・岐阜両県の県警、消防、病院の関係者ら約130人が参加。多重事故を想定して情報伝達から規制、誘導救命救助、消火などの一連の動きを確認し、連携強化を図った。

 訓練は、岐阜県から4キロ入った坑内の上り線で、中型バスや電気自動車(EV車)を含む5台が絡んだ多重事故が起き、車両火災が発生したと想定して行った。

 通報伝達後、両県の県警高速隊がトンネルを両側から通行止め規制した。救急、レスキュー、消防の各車両が到着すると、安全確認の後に隊員らが救助に当たった。

 EV車内からの救出には耐電服を着用した隊員が対応。中津川市民病院の医師らを中心に、出動した医師らが負傷者20人をトリアージして搬送した。

 講評で、中津川市消防本部の松葉茂幸消防長は「重大な事故が発生した場合を想定して有意義な訓練ができた」。同センターの藤岡一頼所長は「有事の際には初動体制と情報共有が大切。なお一層の連携強化に向けて励んでいきたい」とそれぞれ話した。

 トンネルは下り線8489メートル、上り線8649メートルで、国内5番目の長さ。訓練は1985(昭和60)年から毎年、両県で交互に行っている。

 同社によると(75)年の開通以来、坑内で発生した死亡事故は10件で10人が亡くなっている。今年は10月末までに13件の交通事故があり、2人のけが人が出ている。

  

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