大鹿の事故を受け天竜川上流河川事務所が緊急大会

その他

[ 2010年 6月 24日 木曜日 8時50分 ]

 大鹿村の国直轄地滑り対策工事現場で作業員2人が死亡、1人が意識不明の重体となった事故を受け、国土交通省天竜川上流河川事務所(草野愼一事務所長)は23日、駒ケ根市の同事務所で現在事務所が発注している工事業者の責任者ら約50人を召集して緊急工事安全大会を開いた。事故状況の説明を行ったほか、今年度中すでに起きている事故の発生状況を確認しながら安全管理の徹底を呼び掛けた。

 河川事務所側からは草野所長以下、副所長、工事品質管理官など約20人が出席。冒頭、草野所長は「後片付けの一環とする清掃活動で尊い人命が奪われるような事故が起こることは考えづらく、耐え難い悲しみ」と述べた上で、「軽微な作業であっても、安易に手順を省略せず、着実に進めていくことを認識、理解し、行動に移してもらいたい」と呼び掛けた。

 同事務所の犬飼一博副所長によると、今工事の工期は2009年10月3日から10年6月30日までで、施工工事自体は完了していた。事故が起きた洗浄による清掃は施工計画書には盛り込まれておらず、同事務所から支持は出していないとし、洗浄機を使用することも把握していなかった。

 犬飼副所長は「警察発表がまだなので詳細は分からないが、人命が奪われたことは事実であり、発注元としては今後の防止対策の一環として早急な安全確認の場が必要と判断。緊急に安全大会を開いたのもその一環であり、再発防止に向け指導徹底したい」と述べ、同事務所の責任の有無についてのコメントは避けた。

  

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