17日午前5時50分ごろ、大鹿村大河原の県道松川インター大鹿線・落合トンネル付近で落石があり、道をふさいでいるのを近隣住民が発見し、村役場や管理する県飯田建設事務所へ通報した。同事務所はトンネルを全面通行止めとし、落石の撤去作業を実施。午後1時現在も安全確認のため、通行止めが続いている。復旧時期は未定で、国道152号(分杭峠経由)が迂回路となる。落石にともなうけが人はいなかった。
同事務所によると、落石があったのは落合トンネル松川町方面出口付近。道路脇の斜面から、最大で直径6メートルの岩が複数個落ちた。落石防護ネットを破り、道路をふさいだ他、ガードレールを破り小渋川に落下したものもあったという。
県道は松川町と村を結ぶ幹線道で、村外に通勤・通学する住民に影響が出ている。村役場によると、松川町とを結ぶ路線バスが午前10時から運休している。
◎写真説明:県道松川インター大鹿線で発生した落石(読者提供)