天竜川の川下り2社の安全点検実施

その他

[ 2016年 5月 31日 火曜日 8時40分 ]

 天竜川の川下り舟の事故防止を徹底し、観光客に安心して来てもらうため、飯伊地区観光客安全対策推進会議(事務局・下伊那地方事務所商工観光課)は30日、天竜舟下り(飯田市松尾新井)と天龍ライン遊舟(同市龍江)で運航体制やコースなどの総合的な安全点検を実施した。落水者の救助訓練も行い、緊急時に迅速かつ的確に対応できる態勢を確認した。

 毎年ゴールデンウーークの頃に実施しているが、ことしは増水のために延期となっていた。この日も前夜からの降雨で「運航を停止する基準ギリギリの水位」(天竜舟下りの杉本忠社長)だったが、弁天港の対岸では大阪の中学生約150人が体験教育旅行でラフティングに挑戦する姿も見られた。

 安全点検には、飯田署、阿南署、飯田労働基準監督署、飯田広域消防本部、天竜川上流河川事務所、飯田市、泰阜村などの関係者延べ約40人が参加。午前中は天竜舟下り、午後は天龍ライン遊舟で安全担当者から▽緊急時の連絡手段の確保状況▽緊急時の連絡通報体制の状況▽緊急時に関する訓練の実施状況▽救命具の設置状況―など12項目に上る安全対策について説明を受けた後、乗船点検を行い、安全対策チェック表で評価した。

 弁天港では、落水事故を想定した通報、救助、救命訓練も実施。マネキンを落水者に見立てて迅速に救助し、AEDを使って電気ショックを与えたり、胸骨圧迫による心肺蘇生などの訓練を行った。

 同商工観光課の課長は「来年の信州ディスティネーションキャンペーンにあわせ、南信州の観光地も売り出したい。天竜川の川下りはそのための貴重なアイテム。訓練を重ねることで、より安全な観光資源としてPRしていきたい」と話していた。

  

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