天竜川下り 関係機関で救助訓練やコース点検

その他

[ 2011年 4月 20日 水曜日 15時19分 ]

 行政や消防、警察機関などでつくる飯伊地区観光客安全対策推進会議(会長・久保田篤下伊那地方事務所長)は19日、事故防止を目的とした安全点検を飯田市松尾新井の「天竜舟下り」と同市龍江の「天竜ライン遊舟」で行った。ゴールデンウィークを前に、落水事故を想定した救助訓練や、実際に船に乗って運航コースの安全性を確認した。

 同会議を構成する下伊那事務所や飯田、阿南の両警察署、飯田労働基準監督署、飯田広域消防、両社などから計33人が参加。安全対策チェックに基づき、乗降場やコース上に危険箇所がないか、監視体制や救助用具の整備は適切かどうか―といった項目を調べた。

 同市松尾新井の弁天港であった救助訓練では、落水事故を想定しマネキンを落水者に見立てて救助。船の上に引き上げて岸に移動させた後、AED(自動体外式除細動器)を使いながら心肺蘇生。救急車が到着すると運び込んだ。

 続いて天竜舟下りと天竜ライン遊舟の定期船に乗り、実際の運航経路上を点検。最後に行った検討会で、気付いたことや改善すべき点を話し合った。

 久保田所長は「安全な川下りを楽しんでもらうため、きちんと訓練を行うことが必要。川の条件はその日その日で違う。いざという時に備え、関係者が集まって意識を統一させ、再確認する。安全の確保につながる重要な機会」とした。「東日本大震災後は全国的に観光客が減ったが、それでは地域経済が委縮してしまう。活発な経済活動が被災地の応援につながる」と話していた。

  

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