天竜川下り舟の安全点検を実施

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[ 2013年 4月 20日 土曜日 9時10分 ]

 飯伊地区観光客安全対策推進会議(会長・石田訓教下伊那地方事務所長)は19日、ゴールデンウィークを前に、天竜川の川下り舟の事故防止を目的に運航体制やコースなどの総合的な安全点検を実施した。浜松市で2011年8月に起きた遠州天竜舟下りの転覆事故の影響で、管内の天龍ライン遊船と天竜舟下りも昨年の年間乗船客が約30%減少する打撃を受けた。両社とも今年は事故前に戻す目標を掲げ、安全対策推進に全社を挙げて力を入れている。

 両社によると、昨年の年間乗船客は、天龍ライン遊船が5万人弱(事故前7万人以上)、天竜舟下りが6万人(同8万人以上)といずれも約30%減少した。天竜舟下りでは「遠州天竜下り事故の同業(風評)被害で昨年は乗船客が一気に減った。それまでは8万人から10万人の間で推移していたので、ことしは8万人に戻すのが目標」としている。

 この日の安全点検には、下伊那地方事務所をはじめ、同推進会議を構成する警察署、消防署、労基署、天竜川上流河川事務所、飯田市観光課などの関係者ら約20人が参加。午前中は天龍ライン遊船の天龍峡温泉港から唐笠港まで実際の運航コースで乗船点検、午後は天竜舟下りの弁天港で落水者の救助訓練を行い、緊急時に迅速かつ的確に対応できる態勢を確認した後、時又港まで乗船点検を実施した。

 天龍峡温泉港では、天龍ライン遊船の佐藤敏夫運航部長から12項目に上る安全対策推進項目の実施状況について説明を受けた。この後、実際に救命胴衣を全員着用して舟に乗り込み、組織体制や危険箇所、救助態勢について安全対策チェック表に一人一人記入。下船した後、唐笠港で検討会を開いた。

 安全点検に参加した石田会長は「観光客の安全を確保するため、それぞれの立場で勉強し検討会で意見を出し合ってもらいたい。天龍峡再生道路や遊歩道も整備され、観光振興に力を入れていきたい」と話していた。

  

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