下伊那漁業協同組合管内の天竜川水系の渓流釣りが16日、解禁となった。しかし14日未明から降り始めた雪の影響で足場が悪く、愛好者の出足は鈍った。
15日の飯田地域は観測史上最高となる81センチの大雪を記録し、中央自動車道が全面通行止めになった影響もあり、県外者が飯田下伊那地域に入れない状況になった。
一方、解禁日となった16日は朝から青空が広がり、待ちに待った地元愛好者は、雪をかき分けて目当てのポイントにたどり着くと、思い思いの場所に糸を垂れ“引き”の感触を楽しんだ。
下伊那漁協では昨年7~8月にかけ、管内の約50カ所でアマゴの稚魚28万匹とイワナの稚魚2万匹を放流している。同漁協では「釣り場へはしっかりとした装備をして安全面に気を付けて訪れてもらいたい」と注意を呼び掛けている。
魚期はいずれも9月30日まで。1日券1000円、現場売り1500円、年券1万円で管内の釣具店などで販売している。詳しい問い合わせは同漁協(電話0265・23・0327)へ。