妙琴浄水場でイワツバメ大量死

その他

[ 2012年 6月 26日 火曜日 9時51分 ]

 飯田市水道局は25日、緊急会見を開き、鼎切石の妙琴浄水場汚泥処理施設(浄水汚泥置き場)で24日午後0時半ごろ、イワツバメ31羽が泥まみれになってうつ伏せの状態で死んでいるのを発見したと発表した。他に2羽が生きており同浄水場で保護していたが、1羽はその後死に、もう1羽は元気だという。原因については調査中。

 現場は、同浄水場の水道水の製造過程で発生した汚泥を天日乾燥するための施設3池のうち、いちばん東側の池。隣の真ん中の池では、昨年7月19日にイワツバメ約250羽が死んでいるのが発見された。同施設は、水道水を作る施設とは別の施設で、道路を隔てて約70メートル離れた所に位置する。

 緊急会見で概要を説明した倉田俊文水道局長(水道環境部長)は「市民に心配、迷惑をかけて申し訳ない。妙琴浄水場では毎日、原水の濁度、アルカリ度、PHのほか、金魚で安全性を確認している。同浄水場から提供している水道水の水質についても安全を確認している」と強調。現時点で原因は不明だが、鳥が同池に近づかないように「鳥追い」の仕掛けを設置するとともに、巡視を強化する方針を示した。

 原因については、北海道酪農学園大学、山階鳥類研究所、長野県環境保全研究所に検体を送り調査を依頼した。下伊那地方事務所環境課、同林務課、飯田警察署にも通報した。

 市水道局によると、水道水中の放射性物質は県で毎月検査を行っているが、これまで検出されていない。汚泥中の放射性物質は5月30日に採取したものを中部公衆医学研究所で検査したが、同物質は検出されていない。24日当日の同池の空間放射線量も正常値だった。念のため当日の水道水と同汚泥中の放射性物質の検査を中部公衆医学研究所に依頼した。当日の水面上の硫化水素は検出されず、酸素濃度も正常値だった。

 倉田水道局長は「生きたまま鳥が池に入って抜けられなくなった可能性がある。昨年は台風の翌日に発生し、今年も台風、豪雨のあと1日おいて発生した。池の泥はポリ塩化アルミニウムで固めた粘っこい泥でふつうの泥ではない。足を取られてバタバタするうちに溺れた可能性もある」と指摘した。

  

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