押出トンネルで防災訓練 小道木バイパス開通控え

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[ 2015年 10月 16日 金曜日 16時34分 ]

 17日に供用開始となる飯田市南信濃の国道152号線小道木バイパスで15日、道路を管理する県と消防、警察、消防団が防災訓練を行った。押出トンネル内で衝突事故と車両火災が発生したとの想定で対応を確認し、開通後を見据えた連携強化を図った。

 県の飯田建設事務所と下伊那南部建設事務所、飯田広域消防本部の阿南消防署と和田分署、県警の飯田署、市消防団の18分団が合同で実施し、計45人が参加した。

 飯伊では5番目、飯田建事所管理では3番目の長さとなる全長1196メートルの押出トンネル内、南信濃側の坑口から100メートルの地点で乗用車2台による衝突事故があり、事故車の燃料に引火して車両火災も発生し、運転手の一人が負傷したとの想定で行った。

 トンネル内に設置されている非常用電話と非常ボタンの双方から通報を受けた消防と警察、県の各機関は速やかに出動し、連携を取りながら二次災害を防ぐための通行規制を実施。現場の確認や照明設置などを経て、負傷者を搬送した。

 消火活動では実際に放水も行い、役割を分けながら安全を確認。交通開放にいたるまでの手順を確認した。

 県が管理する上村―南信濃間の現道活用区間のうち、同トンネルは非常用電話や非常ボタンの設置が義務付けられる延長1キロを超える唯一のトンネルで、坑内には23カ所のボタン、12カ所の電話が設置されている。

 飯田建設事務所の水間武樹所長は「人命救助と安全確保を最優先するとともに、事故後の速やかな交通開放につなげるためにも3者の連携強化と対応能力の向上に努めていきたい」と話していた。

 同バイパスは、小道木―押出間の幅員が狭い区間を、幅員6・5メートルの2車線道路による2つのトンネルと2つの橋梁で結ぶ全長1・7キロ。14日に完了検査を終えており、17日午後1時に開通する。

  

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