市と天龍両消防団が消防力補完で調印

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[ 2015年 4月 11日 土曜日 8時45分 ]

南信濃天龍消防協定 飯田市と天龍村の両消防団は9日、飯田市南信濃地区と天龍村の消防団が消防力を補い合うため、それぞれの区域外で消防活動ができるよう定めた協議書に調印した。活動が手薄になりがちな地域への円滑な出動が期待されている。

 

 住宅が密集する国道152号沿いの南信濃和田地区、天龍村役場周辺の平岡地区には、火災発生と同時に1台が応援出動し、火災の規模が大きい場合の二次出動にはさらに1台、密集地以外の地域には二次出動の段階で1台が出動する。

 

 飯田市、天龍村とも「互いが区域外での活動に慣れることで、南海トラフなどの大規模災害が起きた場合の相互応援も迅速になる」と期待している。

 

 旧上村と旧南信濃村、天龍村の3村は、常備消防がなかった1970(昭和50)年に、建物火災や山林火災に協力して対応する「消防山林火災相互応援協定書」を首長間で結んだが、出動は村長が協議して決めることになっていた。

 

 今回の区域外出動に関する協議書は、市18分団(南信濃)と天龍村消防団から「協定を現状にそぐうよう見直したい」という要望を受け、飯田広域消防と両団で作成した。

 

 調印式は飯田市東栄町の飯田広域消防本部で行い、同本部の桂稔消防長、市消防団の宮下和博団長、天龍村消防団の森祐二団長の3人が調印。団員の減少、地区外で働く団員の増加といった課題を抱える中、協力し合う誓いを立てた。

 

 飯田広域消防は南信濃の阿南消防署和田分署にポンプ車と救急車を各1台配置しているが、6人体制のため、現状では2台同時の出動はできず、約2時間かかる救急搬送中に南信濃、天龍で火災が起きた場合、消防団の果たす役割は大きい。

 

 団員数は18分団が48人、天龍は54人。市消防団は今後、隣接するほかの自治体とも区域外活動に関する取り決めを順次結び、行政の垣根を越えて山間地の消防力強化を図りたい考えだ。

  

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