飯田下伊那地域は18日も大雪の影響が続き、午前7時前後の通勤時間帯には除雪作業を終えている幹線道路などで渋滞が発生した。飯田市の市街地では引き続き除雪作業が進められ、市民らが歩道の脇などに集めた雪を業者が重機で集めた。
飯田市内では18日朝、除雪が進んでいない支道を避けた車が幹線道に集まった。羽場大瀬木線の一部開通後は混雑が見られる飯田市鼎切石の国道256号、妙琴公園入口交差点付近では、飯田の中心市街地方面へ向かう車列が一時、山本地区まで数キロにわたって伸びた。
中心市街地では、この日も道路の除雪作業が進められた。業者が入らない道路は市民らが雪かきやスコップを使って除雪。幹線道は順に通行止め規制を敷き、業者が集められた雪を運び出す作業に追われた。
市土木課によると、市道約220路線の除雪は18日のうちに終える見込みで、今後は中心市街地を中心に、路肩に寄せられた雪を除去する作業を本格化する。今週いっぱいをめどに作業を展開し、「そのほかの道路についても、状況に応じて対応する」としている。
国道6路線、県道49路線で除雪に当たっている県も、17日までにすべての道路で車道の除雪を終えた。今後は市と同様、市街地の路線を中心に、路肩の雪の除去による車道回復を目指す計画で、車道が狭くなっている国道151号や418号の山間部区間でも順次、回復除雪を行うとしている。