市田柿の盗難続き注意喚起

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[ 2013年 12月 14日 土曜日 9時16分 ]

 出荷期を迎えた飯田下伊那地域の特産品「市田柿」の盗難が続き、JAみなみ信州は生産者に対して注意を促している。12月に入り、飯田市上郷や座光寺、高森町などで被害報告があり、乾燥中のコンテナや柿すだれを盗むなど手口も多様だという。

 同市座光寺の農家は、2日夜から3日朝にかけて、幹線道路沿いの干し場から約150キロ、20万円相当が盗まれた。

 複数の平坦なコンテナに約8キロずつ載せて乾燥している最中で、夜間の低温を防ぐためにビニールシートで覆っていたが、翌朝、十数コンテナがなくなっていることに気づいた。

 直後に飯田署に被害を届け出て、自主対策として防犯灯を設置した。

 春先の凍霜害で収量が3―4割落ち込み、「がっかりしている中での被害で、ショックは大きかった」と生産者。「返してほしい。許せない」とし、「他の生産者に同じような被害が広がらないよう、注意喚起につなげてほしい」と願った。

 高森町の農家でも、柿すだれが数十連盗まれる被害があった。

 JA営農部によると、市田柿の盗難はブランドの浸透とともに顕在化しており、昨年も数件の被害報告があった。

 工程の仕組み上、加工過程で生産実数を把握することが困難な農家も多く、「盗難されても気づかなかったり、報告や警察への届出に至らない生産者もいる」と、潜在数はさらに多い可能性もあると見ている。

 柿すだれや乾燥中のコンテナのほか、過去には出荷用にパック詰めした商品そのものが盗まれる事例もあった。

 被害報告が続いていることから、同JAは生産者に対して施設管理の徹底や、加工工程中の生産数量の把握に努めるよう指導をしている。

  

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