犯罪や事故の多発が懸念される年末に向けて、抑止活動を強化する「年末特別警戒」が、飯田下伊那でもスタートした。11月30日、飯田市上郷飯沼のジャスコ飯田店では、飯田署員をはじめ、飯田地区防犯協会連合会傘下のボランティア団体や、同市上郷、座光寺、松尾地域のまちづくり委員会など約30人が参加し、啓発物品を配布しながら、買物客らに注意を呼び掛けた。
年末特別警戒は、慌ただしく事件・事故が多発する傾向が見られる年末に、凶悪犯罪や振り込め詐欺、街頭犯罪や交通事故などを防止しようと、警察や自治体、各防犯団体が連携して地域の安全確保を目指すもの。犯罪と交通事故の抑止に重点を置き、今月31日まで実施される。
この日参加者らは、「事故や犯罪に遭わないように気をつけて」「車上荒らしなどの街頭犯罪に遭わないよう、車内に物を置かないで」「振り込め詐欺に注意して」などと来店者に声を掛け、防犯意識の高揚を図った。
臼田勝信飯田署長は「一人ひとりが事件、事故に巻き込まれないよう、少しでも意識を高めてもらえれば」と話していた。