広島ホテル火災を受け宿泊施設の緊急点検

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[ 2012年 6月 1日 金曜日 9時06分 ]

 宿泊客7人が死亡した広島県福山市のホテル火災を受け、県下伊那地方事務所と飯田広域消防本部は29日から、飯田下伊那地域の宿泊施設の緊急点検を進めている。建築基準法で防火避難規定が強化された1971(昭和46)年以前に新築された3階建て以上の宿泊施設など15カ所が対象。県内各地の県現地機関ごと6月末までに行い、不備や改善すべき点などを指導する。

 緊急点検は国が5月16日に地方自治体に通知した内容に基づく。対象は過去の防災査察や定期報告で法令不備が見つかったり、指導に対する是正が行われていなかったりの施設も含める。

 31日の午前は同地事所建築課の課長ら2人と同消防本部の職員1人が飯田市内の温泉旅館を点検。71年以前の築造で温泉施設として利用する旧館と71年以降に建てられた新館の図面を確認後、実際に館内の客室や宴会場、入浴施設などを1時間ほどかけて見て回った。

 特に▽壁や天井などの内装に燃えにくい素材が使われているか▽防火扉が閉まるか▽排煙設備が適切か▽非常照明の照度は十分か―など、防火や避難に関わる部分を念入りに点検した。

 「既存不適格」とみられる点を含め、経営者らに改善すべき箇所を指導した地事所建築課長は「費用が伴う部分もあろうが、防火管理体制の充実、強化に努めてほしい」と話していた。今回の緊急点検で重大な問題が見つかった施設には改善計画書の提出を求めるという。

  

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