御嶽山噴火 飯伊上空に噴煙の帯 降灰被害報告なし

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[ 2014年 9月 30日 火曜日 13時59分 ]

 27日午前11時53分に発生した長野、岐阜県境にある御嶽山(標高3067メートル)の噴火は、29日正午現在も続いている。飯田下伊那地域の上空では、流れた噴煙が白い帯になって東西を横断。降灰と見られるわずかな砂埃も確認されたが、量はごくわずかで同現在までに農作物などに被害は発生していない。

 御嶽山の噴火は2007年3月の小規模噴火以来7年ぶり。1979年の噴火と同規模で比較的小さく、火山灰に新しいマグマの物質が含まれていないことから、火山噴火予知連絡会は地下の水がマグマによって熱せられて起きる水蒸気噴火と判断した。

 山頂や新たにできた火口列で発生し、噴煙は一時、上空約7000メートルまで上り、東に流れた。

 噴火時刻に山頂付近にいた登山客の一部が巻き込まれ、同現在までに4人の死亡、27人の心肺停止が確認されている。

 29日も噴火は続いており、飯田市と南木曽町の境界にある大平峠から西に2キロの木曽見茶屋近くの展望台からも、噴煙を上げる山頂の姿が確認された。

 同現在、噴煙は南東に流れており、飯田市からは、風越山の北側から南アルプスの赤石岳南側にかけてもうっすらと白くなった細長い雲が目視できる。

 飯伊では広い範囲で黄砂飛来時のように遠方がかすんで見えたり、車の窓に白い砂のようなつぶがわずかに積もるなど、降灰と見られる現象も確認された。

 JAみなみ信州営農部によると、同現在までに農作物への被害報告はない。降灰の量がわずかなことから、大きな影響はないと見ているが、「今後も県などと相談しながら随時対応を図る」としている。

 飯田市立病院は医師1、看護師3、調整員2人でつくる飯田市立病院災害派遣医療チーム(DMAT)を27日午後に派遣。29日午前まで県立木曽病院で搬送支援、診療支援に当たっている。

 飯田広域消防本部は、28日に県消防相互応援隊として3隊10人を派遣。29日も黒沢口登山道で自衛隊、警察とともに活動している。29日は2次、3次隊の出隊も予定している。

 市危機管理室は27日午後1時に第一警戒態勢に移行し、支援体制を整えている。

 長野地方気象台によると、29日に降灰が予想されている地域は山の付近のごく一部で、同現在、飯伊から噴煙として見えるほとんどの成分は水蒸気と見られる。

 降灰は細かい粒だが、マスクを通過することはないといい、ぜんそくなど呼吸器に持病がある人はマスク着用などの対策を呼び掛けている。

  

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