恵那山トンネル防災訓練、合同本部設置し情報共有

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[ 2012年 11月 7日 水曜日 15時37分 ]

 NEXCO中日本飯田保全・サービスセンター(柴田治人所長)は6日、中央自動車道の恵那山トンネル(延長・下り線約8489メートル、上り線約8649メートル)内での車両火災による多重事故を想定した総合防災訓練を実施した。長野、岐阜両県の警察をはじめ、飯田広域消防本部など関係機関から約130人が参加して、事故発生時の対応や連携体制の強化を図った。

 同訓練は1985(昭和60)年から毎年、長野県側と岐阜県側で交互に実施して、今回で28回目。日本で5番目の長大トンネルでの事故を想定し、迅速で的確な救助救急や車両火災の消化、情報提供に必要な連携・協力のあり方を再確認することを目的に行った。

 今回は、岐阜県側の同トンネル内下り線でマイクロバス1台と乗用車4台が絡み、うち乗用車1台から車両火災が発生。重症2人などを含む計12人が負傷した―との想定で、トンネル西坑口チェーンスペースで実施。通報を受けた同社管制センターが警察や消防に連絡。救急車やレスキュー車などが次々に現場へ到着すると、連携をとりながら初期活動を展開した。車両火災鎮火後は大型油圧式救助器具を使って車内に閉じ込めれた重傷者の救助、救急車での搬送を行った。

 ことし8月には、同トンネル内の事故について関係各機関が集い、事故対応のシミュレーションを行う初めての図上訓練を飯田市内で実施しており、情報共有の重要性が指摘された。これを受け、今回は連携による情報伝達の効率を高めようと現場に合同本部を設けて収集にあたり、神速かつ的確な対応を目指した。柴田所長は「実践に即した訓練ができた。三位一体の連携をもって災害救助を行っていきたい」と協力を求め、飯田広域消防本部の山田耕三消防長も「次につなげる訓練が大事。続ければますます対応できるようになる」と話した。

 NEXCO中日本によると、昨年恵那山トンネル内では、24件(前年比1件減)の事故が発生し、うち1月に車両火災が1件、2月に追突事故による死亡事故が1件発生。ことしは10月末現在で22件発生し、車両火災や死亡事故はない。開通からは9件9人の死亡事故が発生している。

  

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