恵那山トンネル 多重事故想定し合同訓練

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[ 2013年 11月 23日 土曜日 12時42分 ]

 中日本高速道路名古屋支社飯田保全・サービスセンター(和久田明所長)は22日、中央自動車道の恵那山トンネル(延長・下り線約8489メートル、上り線約8649メートル)内での多重事故を想定した総合防災訓練を実施した。長野、岐阜両県の警察、飯田広域消防本部など関係機関から約120人が参加。ドクターヘリやドクターカーも初めて訓練に参加するなど連携体制の強化を図った。

 訓練は1985(昭和60)年から毎年、長野県側と岐阜県側で交互に実施して、今回で29回目。日本で5番目の長大トンネルでの事故を想定し、迅速で的確な救助救急や車両火災の消火、情報提供に必要な連携・協力のあり方を再確認することを目的に行った。

 今回は、長野県側から約1・4キロ入った同トンネル下り線内で大型トラック1台と普通乗用車2台が絡む多重事故が発生―との想定で網掛トンネル東坑口チェーンスペースで実施。救助した重傷者2人を医師が処置を施しながら救助し、ドクターヘリとドクターカーが病院へ搬送するなど、より実践に即した訓練を展開した。

 訓練を終え、飯田広域消防本部の山田耕三消防長は、関係機関との連携の重要性を強調した上で「迅速に対応できるよう努めたい」と述べた。

 同社によると、恵那山トンネル内の事故はことし1月から10月末までで19件発生しており、4月に普通乗用車の単独事故で1人が死亡している。車両火災は2件あった。また同トンネル下り線は、昨年12月に天井板崩落事故が起きた山梨県の中央道笹子トンネルと同様のつり下げ式が採用されていたことを受け、ことし6月20日から7月9日までの期間で約1万7000枚の天井板を撤去し、火災時などに必要なジェットファン(送風機)7台を新たに設置している。

  

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