旧小笠原家書院で防火訓練実施

その他

[ 2015年 1月 27日 火曜日 14時58分 ]

 文化財防火デー(26日)を前に、飯田市伊豆木の国重要文化財「旧小笠原家書院」で25日、防火訓練があった。消防車も駆け付けて本番さながらの訓練となり、火災発生時の連携態勢を確認した。

 住民や飯田広域消防本部伊賀良消防署員、消防団員ら約30人が参加した。

 見学者がいる建物内から出火したとの想定で、隣接する資料館の管理人が見学者を避難誘導し119番通報すると、三穂まちづくり委員会の役員らが備え付けの放水銃を使って初期消火に当たり、同署員は放水したほか状況を把握。消防団員は100メートルほどつないだホースを使い、広場に設けた出火点を目掛けて放水した。

 訓練では主に、火災発見から消火活動、鎮火までの行動や役割分担を確認。参加者は真剣な表情できびきびとした動きを見せ、いざという時に備えていた。三穂まちづくり委員会の伊東克彦会長は「火を出さないことが何よりも重要。こういった機会に意識を高め、重要な文化財を守っていく」と話した。

 訓練を前に、飯田広域消防本部による立ち入り検査もあった。

 同書院は江戸時代初期に建てられた旗本、小笠原家の居館の一部で、当時の地方豪族の邸宅を示す遺構として残されている。

 文化財防火デーは1949年1月26日、法隆寺(奈良県)の金堂が炎上、壁画が焼損した反省から、全国で運動が展開されている。

  

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