東日本大震災緊急消防援助隊の活動報告会

その他

[ 2011年 3月 30日 水曜日 9時20分 ]

 飯田広域消防本部は29日、東日本大震災に伴う緊急消防援助隊の出隊隊員(第1―3次)による活動報告会を開いた。同会は職員研修会として実施。同本部職員ら約70人が参加するなか、第1次派遣隊長を務めた小平誠飯田消防署長が被災現場での経験を踏まえ、大規模災害に対する心構えを説いた。

 同本部では、11日の震災発生後、同日夕方に第一次隊10人を派遣。12日より、宮城県多賀城市や七ケ浜町などで被災者の救助捜索活動に当たった。これまでに第7次隊まで、延べ60人の隊員を派遣している。

 被災地への派遣ルートや被害状況、野営地の状況など、現地の詳しい状況について説明がなされた後、小平隊長が講演。小平隊長はまず、「被災地では普段の活動とは違い、活動条件が悪いということをしっかりと認識しておく必要がある」と、被災地へ向かう際の意識の持ち方を指摘。被災地に入った後は「被災住民の目線に立った行動を心掛け、物資が足りない最低限の状況下でも工夫をこらした活動をしなければならない」と訴えた。

 また、東海地震が発生した場合を想定し「訓練などを通じ、署員一人ひとり何が出来るかを確認するとともに、地域の環境や道路状況、有事の対応策など勉強を続けてほしい」と呼び掛けた。

 澤柳陽一消防長は「飯田下伊那で災害が発生した際、援助隊の活動経験が生かせるよう、全職員が意識を共有することができれば」と話していた。

  

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