無線操作の重機活躍 見名トンネル付近崩落で

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[ 2012年 3月 28日 水曜日 15時07分 ]

 3月6日未明に発生した阿南町の国道151号見名トンネル―清水橋間の崩落事故で、全面通行止めの状態が続いている。崩落した道路法面の上部は不安定な急傾斜。26日から「ロッククライミングマシーン」と呼ばれる遠隔操作の無人重機を利用し、崩落面上部にある不安定な土塊の除去作業が始まった。

 ロッククライミングマシーンは人が入れない不安定な急傾斜地で活躍する重機。飯田下伊那では2010年―11年に行われた大鹿村手開沢の災害復旧工事でも利用された。

 これまでの作業で、支障木の伐採や資材搬入用の索道の設置、不安定な土の除去作業のための準備が完了。26日から、いよいよロッククライミングマシーンでの作業を開始。ワイヤーで固定した重機を遠隔操作で重機を動かし、崩落個所の上部40メートルどにある支障木の根や崩れ落ちそうな土砂を取り除いている。

 今後、ロッククライミングマシーンでの土砂取り除きが完了した後、仮吹き付けやラス張りで崩落を防止。崩落した土砂の撤去や仮防護策の設置を経て、片側通行止めで通行解除をする計画だ。

 同区間の迂回路は、国道151号和知野(二瀬キャンプ場入り口)から町道大下条83号線を経て県道為栗和合線で巾川へ向かうルートと、国道151号早稲田から町道早稲田木曽畑線、県道深沢阿南線を経て国道151号巾川へ出る2つのルートがある。

 いずれも道幅が狭く避け合いが困難。応急的な待避所を設置して対応を図ってきた。通行は2トン車までで、大型車や運転に不慣れな人は国道153号へ迂回するよう呼びかけている。

 また、通行止めに伴い、南部公共バスは売木こまどり(新野伝承センター)―早稲田車庫前間で7便が運休しているほか、通学用の3便が出発時間を早めて運行している。

 現在のところ復旧工事の完了時期は未定。春の観光シーズンへの影響が懸念されており阿南町は「5月の連休前には復旧を」と県に働きかけている。

 県飯田建設事務所は「なによりも安全が第一。いまのところ不確定要素が多く、いつまでに復旧できるかは言えない。地元から早期の復旧をという声をいただいているが、ご理解をお願いしたい」としている。

  

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