甘い香りの記憶と交流から生まれたグリムチョコタン

その他

[ 2018年 6月 2日 土曜日 14時36分 ]

グリムチョコタン(手前はふんわかチョコタン)

 日本武道館ワンマンコンサートを成功させたロックユニット「GLIM SPANKY」の2人に、地元の天恵製菓(長野県豊丘村)が贈ったチョコマシュマロ「GLIM SPANKYチョコタン」(グリムチョコタン)が、ファンの間で話題になっている。両者の交流から生まれた非売品で、ベースになったのは主力商品の「ふんわかチョコタン」。誕生エピソードを同社に聞いた。

 天恵製菓の工場は豊丘出身の松尾レミ(ボーカル、ギター)にとって子どもの頃から馴染みの場所で、平日午後の工場周辺には昔から菓子の甘い香りが漂っている。このことが交流の根底にある。

 同社はおととしからSNSのツイッターを始め、自社に関係する情報を調べる中で、GLIM SPANKYの2人がレコーディングの合間に自社商品の「天恵どら焼」を食べていたことを知り、2人のふるさとに寄せる思いに感動したという。これをきっかけにフォローし合うなどの交流が始まった。

 そして昨年9月に発売したサードアルバム『BIZARRE CARNIVAL』に収録されたファンタジックな曲『白昼夢』は、松尾が帰省中に書いたもので、天恵製菓から流れてくるお菓子の甘い香りをイメージして作曲したというエピソードを聞き「アルバム発売のお祝いに、2人に何かプレゼントを」と、グラフィックデザインを手掛ける大阪の会社に協力を求め、グリムのサイケデリックなロゴをチョコタン(チョコマシュマロ)にプリントして贈った。

 同社は「2人に向けた祝いの品」として作り、SNSでの発信はしなくても構わないと伝えていたが、贈ったチョコタンを持った2人の写真がツイートされただけでなく、武道館公演を前にグリムサイドから物品協賛の依頼を受け、同じものを非売品として製造。地元応援バスツアー参加者、武道館公演招待客への記念品となった。

 6月3日まで開催中のツイッターキャンペーンは、ファンからの「欲しい」という要望に応える形で企画。2人が愛用するギターピックを使った週変わりのアクセサリーとともにグリムチョコタンをプレゼントしている。

 「白昼夢」は、ギターとパーカッションだけを使い、素朴に仕上げた曲。夢うつつな歌詞にも工場周辺の空気感が漂っている。

 シングルナンバーのような派手さこそないが、松尾が最も具体的に豊丘村をイメージして書いた曲といえそうで、コアなファンや地元ファンには強い思い入れがある。

 グリムチョコタンを入手したファンは「もったいなくて食べられない」「かわいくてプリントがきれい」といった感想をSNSなどで伝えている。

  

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